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最も簡単に始められるUNIX
〜初心者にたいしてかなり配慮されているので、MacOSXのインストールから始まっており、役立つバイオ系のソフトウェアの使用法などが具体的に書かれている。インストール方法などが詳しく書かれているのが嬉しい。自分のMacにBLASTをダウンロードし、セットアップ、プログラムの実行、結果の解析までが詳細に書かれており、UNIXを全く知らなかった私にでもすぐに立ち〜〜上げることができた。UNIXを勉強する時間がないが、すぐに解析に使いたいという方に最適だと思われます。〜
日本発のMacOSX用バイオインフォマティクス本
MacOSXでバイオインフォマティクスを実践するための、初めてのガイドブック。翻訳本にもなく、時代を先取りした企画だと思う。

まず、すぐに役立つのは、MacOSXネイティブで使うことの出来る便利なアプリケーションの紹介（第1，2章）。MacOSXにまだ馴れていない読者にはそれだけでもかなり重宝するだろう。そして、MacOSXをUNIXとして使いこなし研究に役立てるところを想定して書かれた第3章は、類書にないほど丁寧にコマンドプロンプト上での指示があり初心者には重宝するであろう。MacOSX上でバイオインフォマティクス研究を始める方必携の書物であろう。

徹底した絞込みが魅力！
　いかんせんかつてのPC-9800時代のハードウェア、ソフトウェアの時代に書かれた本なので、当時を知らない人が読むのは大変苦痛かもしれません。
　本書が一冊すべてを充てるのは、INPUT,PRINT,GOTO,IF THEN ELSE,FOR NEXT STEPの五つの命令だけです。これを英語の５文型になぞらえて書名を決めたのでしょう。たったこれだけ？というなかれ。構造化プログラミングは、「順次」「選択」「繰返し」の三つの基本構造で構成され、これらの三基本構造の組合せでどんな複雑な事象もプログラミングできてしまうとのことです（本当かどうか、私には検証する力がありません）。

　だとすれば、筆者が徹底して読者に反復練習を要求する「５文型」があれば、骨格を形作るのには十分であることになります。扱っている素材が色褪せることがありません。
　技術の向上に伴い、プログラミング入門書の水準もどんどん上がっているようですが、最初の一冊として二日、三日で仕上げられる本書にはいまなお高い価値があると思うのです。